独特のおもしろい世界観が記憶に残る。国内外の逆再生動画事例


現実世界ではありえない世界観をつくる逆再生動画。撮影した映像の時間の流れを逆に再生する、CM、やYouTubeなどで人気の映像技法です。この記事では、逆再生動画の効果や、逆再生動画事例を紹介します。

 

逆再生動画の特徴とは?

逆再生動画とは、撮影された映像の時間の流れを逆にすることで、現実にはありえない映像を作る撮影技法のことです。時間の流れを変化させることで、映像に驚きやアクセントを加えます。

普通の動画とは異なる時間の流れから生まれる違和感が、視聴者の目を引きつけます。

 

逆再生動画がむいている撮影テーマ

逆再生動画は、どのような撮影に向いているのでしょうか?まず、被写体に一連の動きと変化があることが大前提です。この動きがダイナミックであればあるほど、逆再生動画のおもしろさも増していきます。液体がこぼれたり、物が壊れたりする逆再生動画は、このタイプです。

ほかによく見られるのが、「タネあかし」として逆再生動画を使用する手法です。結末を最初に見せて、その後にその過程を逆再生で見せていきます。このタイプは、結末と過程のギャップが大きいほど、視聴者に強いインパクトを残します。

 

それでは、国内外の逆再生動画の事例を見てみましょう。

 

1.ヒートアップする選挙戦に合わせて制作された動画。Audi

ドナルド・トランプ氏とヒラリー・クリントン氏の対決が注目を集めた2016年アメリカ合衆国大統領選挙。そのテレビ討論会に合わせて発表されたのがこちらの動画です。パーティーホールでボロボロになった男女が、何かを争っているシーンから始まります。

2人の戦いの過程が逆再生動画で映し出されると、奪い合っていたものも明らかに。2人が争っていたのは、Audiを運転する権利だったんですね。壊れたものが戻っていくのは、逆再生動画ならではの映像です。「次のドライバーは、賢く選ぼう」という字幕を、今の米国民はどう思うのでしょう?

 

 

2.メンズモデルのメイクの秘密。Dermablend

“How do you judge a book?” = 「どうやって人の中身を判断する?」というタイトルの、化粧品ブランドの動画です。椅子に座った男性モデルが胸をこすると、不思議な模様が浮かび上がります。一体これは何なのでしょうか?

そのタネあかしは、動画の後半に。彼は、「ゾンビボーイ」という通称で知られる、全身にタトゥーを入れた有名モデルなんです。メイクをした方が素顔が分かる、強烈な違和感を放つ動画です。before, afterに意外性があるほど、逆再生動画は魅力的になります。

 

 

3.アートを創り出す掃除機?Electrolux

こちらも、逆再生動画をタネあかしとして使った動画です。展示されているカラフルな石を掃除機にセットすると、先端から美しい砂が噴出。繊細な模様が掃除機で描かれていきます。

実は、こちらは砂絵を掃除機で吸引するようすを逆再生したもの。美術品のような石は、掃除機内で圧縮された砂だったんです。吸うための機械である掃除機で、何かを描き出す。その逆転が、視聴者に驚きを生みます。

 

 

4.スタイリッシュな2人が出会うまで。Phillip Lim

NYのファッションブランドPhillip Limが、アメリカの有名ディスカウントストアTargetとのコラボレーションのために制作した逆再生動画です。

リーズナブルなコレクションらしさを示す普段の街角で、脱ぐ→見せる→着るという通常とは逆の流れで、アイテムが紹介されていきます。もし逆再生でなかったら、シンプルな服なので、あまり服に注意がいかなかったかもしれません。逆再生することで、本来の主役である服を際立たせることに成功しています。

 

 

 

 

さいごに。逆再生動画のありえない世界観で、視聴者の記憶に残る動画を

逆再生ならではの世界観が魅力的な動画ばかりでしたね。普通の動画も、時間の流れを逆にするだけで、思いがけずおもしろい動画になる可能性を秘めています。

弊社ではクライアントの皆さまの個性を引き出し、視聴者に強い印象を残す映像制作を得意としております。ぜひ一度お問合せください。

 

 

 


お問い合わせはこちら

CONTACT