はじめに
スポーツ撮影の技術は年々向上しています。選手に追走するカメラや、きわどいジャッジを確認するスーパースロー映像など、そのテクノロジーは日進月歩です。
このようなスポーツ映像が選手のレベルアップに一役買っているのは皆さん周知の事実ですが、同時に、スポーツ動画を集客やマーケティングに活用する動きが広がっているのはご存知でしょうか？
今回は弊社がスポーツ映像を撮影するにあたり、事前リサーチした映像の中から選りすぐりの映像を紹介します。
スポーツ映像を使ったマーケティング事例
スポーツ映像をテレビで見て、選手を生で見るために人々が会場に足を運ぶ・・・これが従来のスポーツ映像での集客スタイルです。しかし、オンラインでスポーツ観戦を楽しむ人が急増し、ネットでのスポーツ動画視聴をマーケティングに利用する動きが広がっています。米NBAのYouTubeチャンネルでは、人気動画が3,000万回以上再生され、テニスのウィンブルドン大会も、公式チャンネルで大会の様子を公開しています。
このように、世界中でスポーツ動画の新しい活用が始まっています。それでは早速、ファンを魅了するスポーツ動画を5つチェックしましょう。
Red Bull 「Ice Speedway Racing Over a Frozen Lake in Russia |（4K）」
4K画質で撮影した映像の美しさが際立つ作品です。ロシアの凍ったバイカル湖の上で、世界チャンピオンが巧みなドライビングテクニックを披露します。タイヤから飛び散る氷の美しさに、思わず目が釘づけになってしまいます。氷の上に円の軌跡が描かれていく様はまるでアートのようですね。
この動画を入り口に、Red Bullの動画サイトへの誘導も行われています。Red Bullはエクストリームスポーツへの提供を始め、刺激的な映像を制作しています。そして、そのスポーツ映像を入り口にファンを獲得しています。
細部まで鮮明に映る4K映像は、スポーツ映像の撮影との相性が抜群です。
VANS 「Vans Waffle Cup 2016」
スポーツの醍醐味は、アスリートが日ごろの練習の成果をぶつける本番にあります。そんな大会をただ開催するだけなんてもったいない！YouTubeにアップすることで、新しいファンの獲得を目指す方法もあります。
こちらのVANSのスケート大会の映像は、観客席よりも間近で撮影することで、スケートボードの魅力を十二分に伝えています。競技の様子だけでなく、準備の様子や楽しそうな観客の姿を映し出しているのもポイントです。視聴者に大会の様子が良く伝わるので、実際に会場に足を運んでもらうきっかけになります。
テロップなど一切無し、会場の雰囲気をクールに伝えながらも技の魅力を見せる構成となっています。
Candide Thovex 「One of those days 2」
総合再生回数2,000万回以上を誇るフランスのフリースタイルスキーヤーのシリーズ作品です。彼の視点につけられたカメラから映し出される画像は、大迫力の一言。空中で回転する様子はこちらが目を回してしまいそうです。
最初は普通のゲレンデを滑っているのですが、木、岩山、そしてスキーハウスへと、だんだんとんでもないことになっていきます。YouTubeの説明文を見てみると、彼自身の連絡先やHPが掲載されています。スポーツ動画の力を熟知したアスリートですね。
BURTON「Burton Presents 2016 (snowboarding)」
最後に、一人のアスリートにフォーカスした映像を紹介します。普段は見ることができない、大会に向けて準備をする姿や、かなりくだけたプライベートの姿を伝えながらも、彼の優れたスノーボードの技を、スロー映像を組み合わせてしっかりと伝えています。オフロードを滑る映像も、とても美しいです。
テレビ放送とは違うプラスアルファの部分を伝えることで、従来のファンを満足させる仕上がりになっています。
「記録」以上のスポーツ映像を
今やスポーツ映像はただ試合を記録するだけのものではなく集客、HPへの誘導、ブランディング、話題づくり・・・オンラインと組み合わせることで大きな価値を生み出す可能性のあるコンテンツとなっています。
弊社は本年、3×3 PREMIER.EXEに映像部隊として参加させていただきました。
過去、サッカーJリーグや・スノーボードなどのスポーツ系映像制作に携わった際にも感じましたが、スポーツは映像ジャンルの中でも視聴者の心を大きく動かすコンテンツの一つです。
視聴者の胸の奥に潜む、”熱い心”を刺激することが何よりも大切なのかもしれません。
弊社では最新の技術で、広告からスポーツ動画・その他コンテンツにおいて撮影とともに、ブランドイメージの向上や、ファンを育成する施策をご提案しております。
是非一度ご相談ください。
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