参考にしたい!結果を残した地方自治体の動画PR


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数多のゆるキャラに、ふるさと納税、アニメとのタイアップ・・・全国の地方自治体が、さまざまなアイディアを振り絞って、その地域の魅力をPRしています。

その中でも、動画を使ってのPRは、やっていない地方自治体はないと言っても過言ではないほどポピュラーな手法となっています。

 

実際の効果は?動画を使った地方自治体のPR

何万ビューも視聴されてテレビで紹介されるようなものから、誰にも見られず忘れ去られていくものまで。PR動画たちの命運を分けるものは何なのでしょうか。全然視聴されなかったり、視聴されても地元に効果がなかったりでは、その動画は成功とは言えませんよね。

この記事では、話題性だけでなく、実際に効果を残した地方公共団体のPR動画を紹介しています。早速、成功事例からその秘密を学びましょう!

 

1.移住の問い合わせが4.5倍に!宮崎県小林市の動画PR

2015年の8月に公開されて以来、瞬く間に話題になり、200万回以上も視聴されている宮崎県小林市の移住促進PRムービー「ンダモシタン小林」。

典型的な地元の美しい景色を紹介するタイプの動画のように見えますが、小林市のある西諸地域でのみ話される「西諸弁」の特徴をフルに活かした驚きのラストが待っているのです。

 

■宮崎県小林市 移住促進PRムービー “ンダモシタン小林”

 

その面白さでSNSを中心に人気に火が付き、全国ネットのテレビでも紹介されるなど、その広告効果は10億円以上とも言われています。

これだけでも大成功ですが、移住促進への効果はどうだったのでしょうか?

 

移住促進への効果

移住に関する相談件数は、ムービーを公開後には公開前の約4.5倍に!さらに、同市の公式Webサイトの閲覧数は8倍、さらに市内の空き家などの住宅情報を提供する「空家バンク」のページのアクセス数は10倍という効果をもたらしました。

この動画の制作費はシリーズ4本で800万円とのことなので、費用対効果はかなりのものです。

 

この動画の成功の秘訣は、あれこれ欲張らずに動画の役割を小林市の認知に割り切ったこと、再生回数が物を言う動画の世界で、2度見したくなる仕組みを作りあげたこと、この2つが大きいのではないでしょうか。もちろん、興味を持った人の受け皿となる移住者用HPや、お試し滞在施設の整備など、動画の外での施策も重要な役割を果たしています。

「てなんど小林プロジェクト」として地元発信型の取組みへと成長していった小林市への動画。小さな種から大きく育った、素晴らしい成功例です。

 

2.外国人旅行客急増の立役者!沖縄の海外向け動画

憧れの観光地、沖縄。しかし、そんな沖縄の観光業にも思わぬ弱点が。外国人旅行客による経済効果が話題になる昨今でも、沖縄の旅行客に占める外国人観光客の割合は167万人。沖縄を訪れる観光客の2割程度にすぎません(2015年度:沖縄県入域観光客統計概況より)。

実は、この数字には驚くべき秘密があります。2015年度の外国人観光客の数は沖縄史上最多で、対前年度比69.4%も増加しているのです。この背景には世界的な円安やなどもありますが、「Be. Okinawaプロジェクト」と銘打った、外国人旅行客に真の沖縄の魅力を伝えるための動画も一役買っていたのです。

2014年のキャンペーン「OKINAWA: A Journey of Discovery」は、外国人旅行客がそれぞれに課された「チャレンジ」に挑みながら、沖縄の人々と文化に触れあう体験が描かれた動画です。人気のチャレンジの再生回数は3万回を超えています。全編がロンドンに拠点を置くプロダクションによって制作され、徹底的に外国人目線に立った内容になっています。

 

■Meet the Cast / Be. Okinawa

 

そしてキャンペーンは続編へ

2015年のキャンペーン第二弾、「OKINAWA: The Secret is Out」。世界6ヵ国から「大切な人に秘密を持つ人」6組を沖縄に招待し、それぞれが秘密を打ち明ける姿を描く、ドキュメンタリー仕立ての動画です。リアルさを追求しているので、告白の際には隠しカメラを使用しており、台本もありません。映像からは、沖縄の魅力として多くの人が挙げる「癒し」や「おおらかな空気感」が伝わってきます。

一番人気のエピソード、「MARA’S SECRET」の視聴回数は43万回以上です!

 

■MARA’S SECRET / OKINAWA: The Secret is Out

 

 

3.群馬県高山村プロモーション(弊社実績)

 

DISCOVER TAKAYAMA GUNMAプロジェクトを2018 年春に公開します。

本公開にあたり、制作段階からプレスリリースやメイキング映像のリリースを実施することで、本公開前の情報を獲得した村民・関係者の地元愛を強める試みを実施しています。

製作者として感じる点は、バズる(爆発的な知名度を出す)プロジェクトと、じわじわと知名度や取り組みを広げていく長期的視点、2種類の制作方針があります。本プロジェクトでは、後者の「じわじわと」となっており、情報開示を長期的(小出し)にすることで、注目度の広がりを感じています。

2017年12月には、村人とプロのミュージシャンがコラボした楽曲を事前リリース予定です。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000028110.html

 

 

 

さいごに。話題性だけではNG。その先を見据えた動画を。

限られた予算と時間しかなくとも、アイディア次第で大きな効果をもたらす可能性があるのが、動画によるPRの強みです。弊社では、地元の魅力を伝えるPRを、”映像”を通してプロデュースしております。

また、外国人クリエイターによるインバウンド特化の動画サービス「インバウンドmovie」も展開しています。

AdArch インバウンド 動画制作

 

一過性のものではなく、長期的に効果が残る地方創生PRの方法をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

※動画視聴回数は全て2016年9月16日時点のものです。

 


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