日本のインターネットユーザーの約8割が利用し※1、世界第2位の検索エンジンとも言われるYouTube。企業の公式チャンネルの活用が、今後のビジネスの行方を左右すると言っても過言ではありません。この記事では、企業がYouTubeチャンネルを開設するメリットやポイント、海外事例を紹介します。
知らないと損!YouTubeチャンネルを開設するメリット3つ
そもそも、どうして企業がYouTubeで公式チャンネルを開設する必要があるのでしょうか?自社ウェブサイトや、テレビコマーシャルだけではなぜダメなのでしょうか?
企業がYouTubeチャンネルを開設するメリットを、3つまとめました。
1.安価に多くの人に動画でPRできる
テレビコマーシャルの国内への影響力は無視できませんが、制作・放映には大きなコストがかかります。一方でYouTubeでの動画配信は無料もしくは低コストで制作・配信ができるため、これまで動画広告に縁のなかった中小企業や個人でも気軽にトライできます。
リーチ先も、YouTubeであれば全インターネット人口の3分の1以上を占める10億人と、テレビとは比べ物にならない人数に向けて情報を発信できます。
2.ターゲットを絞って効率的にリーチできる
テレビCMでも、大まかなターゲットの設定はできますが、YouTubeの動画広告は、よりターゲットを絞ることができます。
特に、テレビ離れが進む若年層をターゲットにするのであれば、YouTubeチャンネルは欠かすことのできないプラットフォームと言えます。
3.視聴者との相互コミュニケーションや、次のアクションを促すことができる
YouTubeでは、視聴者とのコミュニケーションが可能です。アノテーション機能を利用して、動画から自社サイトへ誘導したり、コメント欄で交流をしたり・・・。さらに、ウェブ動画が視聴者にとっておもしろいものであれば、SNSで共有されて、いわゆる「バズる動画」に大変身することも。このPR効果は見逃せません。
企業がYouTubeチャンネルで気を付けるポイント3つ
企業の公式チャンネルは、ただやみくもに動画をアップロードすればいいというものではわりません。ここでは、チャンネル開設時に気を付けるべきポイントを3つ紹介します。
1.ターゲットを明確にする
動画を誰に見せたいのかを明確にしましょう。ターゲットがどんな興味・関心を持っているのか、ニーズは何か・・・できる限り具体的なターゲット像をイメージして、それに沿ったチャンネル・動画づくりを心がけましょう。
ターゲットを明確にすることで、チャンネル内の動画テイストをターゲットに寄せることが可能となります。
2.視聴者にどうしてもらいたいのかを意識する
制作する動画には、目的が必要です。商品を知ってほしいのか?自社サイトに誘導したいのか?
目的に応じて動画の内容やチャンネルの構成も変わります。
3.コンテンツは3Hを意識する
動画制作の参考にしたいのが、Googleが提唱する「Hygiene, Hub, Hero=3H」です。
- Hygiene =視聴者のニーズにこたえる検索される動画。
- Hub=ファン獲得のための定期的かつ定番の動画。
- Hero=認知拡大狙いの動画。
この3つのコンテンツを活用し、魅力的なチャンネルをめざしましょう。※2
1.バランスの取れた動画構成。Walmart
スーパーマーケットチェーン、Walmartの公式チャンネルは、コンテンツ構成が特徴的。商品紹介、ブランディング、話題系・・・バランスの取れた動画構成は、ぜひ参考にしたいですね。
チャンネル登録者数は約23万人です。
2.ハウツーもので一点突破。Kraft
食品メーカーKraftの公式チャンネルは、ハウツー系のレシピ動画のみとなっています。動画ではもちろん自社製品を使用しているのですが、商品名ではなく、「秋のレシピ」「チーズケーキレシピ」などのジャンル別に分類されており、ユーザーが使いやすいチャンネルとなっています。チャンネル登録者数は約5万人です。
3.見やすいホーム画面と、人気コーナーが必見。Best Buy
製品群別に整理されたホーム画面が魅力の家電量販店Best Buy公式チャンネル。これなら、一目でお目当ての動画にたどりつけますね。
サポートサービスの「Geek Squad」は、独立したチャンネルも持っており、そちらではテレビ番組風の動画が公開されています。チャンネル登録者数は約5万人です。
さいごに。YouTubeチャンネルを使いこなして、戦略的な情報発信を
海外企業のYouTubeチャンネルは、どれも良く考えられていて参考になります。せっかく開設したYouTubeチャンネルが、ただの動画置き場になっているのは、とてももったいないことです。
弊社では、ファンづくりも考えた戦略的な動画制作を行っております。ぜひ一度、お問い合わせください。
※本記事のYouTubeチャンネル登録者数は、2017 年9月時点のものです。
参考・出典:
※1: https://web-tan.forum.impressrd.jp/n/2017/06/09/25999
※2: https://think.storage.googleapis.com/docs/creator-playbook-for-brands_research-studies.pdf
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