そうきたか!音の力を効果的に使った映像


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はじめに

今回は、映像制作において見落とされがちな「音」についてです。

映像のほとんどは、画と音が合わさり力を発揮します。「視覚×聴覚」を良き比重で展開することによってグッとクオリティが上がり、視聴者の心に届く映像へと遂げていきます。

しかしながら、映像制作時においては、目に見えることで理解しやすい画(視覚)に対し、耳で聞こえる音(聴覚)は見落とされがちであり、勿体無いと感じる場面が多くあります。

BGMからSEと呼ばれる効果音や、サウンドロゴなど、映像広告の中にはたくさんの音が溢れています。私たちは、”画”に加え、”音”にこだわることでより良い映像制作が行えると考えています。

 

音はことばよりも記憶に残りやすい

テレビに背中を向けていても、何のCMか分かってしまうことがあるように、音の影響力はとても強いものです。音楽は、脳の中で長期記憶をつかさどる海馬という部分に直接刺激を送るため、ある曲を聴くと、それに関係した記憶が思い出されやすくなると言われています。更に、お店のBGMによって、お客さまの回転率や購入金額が倍増するという研究結果もあります。つまり、音楽を効果的に使えば、映像広告の力をより強くすることができるのです。

それでは、実際に音楽をうまく使った映像広告を5つ紹介します。

 

■車をたたけばクリスマス?「フォルクスワーゲン Jingle Bells Slap – Merry Christmas!」

ドイツの高級車、フォルクスワーゲンのディーラーが舞台のCMです。おしゃれな店内に、ピカピカに磨き上げられた車たち、ビシッとスーツをきめた販売員がお仕事完了とばかりにドアを閉じるとその音が・・・?

実際にこんな風に売り物の車を叩いたら大変なことになりそうですが、大人でもわくわくしてしまう、クリスマス前の楽しい気持ちが伝わってきます。子どもが見たら、親に隠れてこっそり真似してしまいそうですね。遊び心がいっぱいの、フォルクスワーゲンからのクリスマスプレゼントです。

 

■子供向けのおもちゃがクールに変身!「LEGO Lifestyles of the Brick and Famous」

音楽の力を使えば、従来の商品のイメージを変えることもできます。レゴといえば子どもの定番のおもちゃの一つで、「冒険」「わくわく」「楽しい」といったイメージです。

ところが、このCMのように声の低い男性の英語のラップがBGMになると、途端にクールでちょっと大人な印象に変わってしまいます。まるで洋楽のミュージックビデオのようなおしゃれさです。リムジンにプライベートジェットに取り巻きの女性たち。この楽曲の力で、レゴで遊ばなくなり始めた男児から少年に変化し始めた子供たちに対し、「やっぱりレゴってクールだよね」と思わせることができるかもしれません。

 

 

さいごに。音楽の力で映像広告をパワーアップ

いかがでしたか?映像広告に音の持つ力を上手に取り入れると、映像広告の魅力やメッセージ性がぐっと増すことがお分かりいただけましたでしょうか。

映像は視覚×聴覚の産物です。目に見える部分と同等に、耳に聞こえる部分も重要な要素となります。映像広告の音楽を、感覚だけで決めていたとしたら、それはとてももったいないことです。

弊社では実績のある提携先との連動で、オリジナル楽曲制作も請け負っております。効果的に音楽を使った映像広告の展開を、ぜひご検討ください。

 


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